2016年10月07日

映画『聲の形』ネタバレ有り

映画『聲の形』(こえのかたち)という、
アニメーション映画を観て来ました。

よくある、アニメ独特のテンポの早さがなく、
まるで、実写映画を観ているような、
そんな感覚のする映画でした。

瞬間瞬間の”間”の取り方や、
表現の細やかさ、
特に、主人公の男子・将也の、
心の傷の描き方が丁寧で、
凄く惹き込まれる作品でした。

『虐めた方』と、『虐められた方』。

将也は、ガキ大将だった過去があり、
その時に、結構惨いと思われる、
虐めをしていたんです。

始めは、本人にはそんな意識はなく、
次第に、段々とエスカレートして行く、虐め。

虐められた方は、
耳の聴こえない女の子・西宮さん。
筆談で話す、その女の子は、
いつもほんわか笑っているような、
そんな女の子でした。

そんな西宮さんに対して、
「お前の事、イライラする!」と、
最悪だろうと思われる虐めが、更に悪化。

そして、ガキ大将だった将也は、
次に、”虐められる方”に回され、
ずっと何年も、抱え続けるのでした。

…虐められて、初めて知る”虐められた方の気持ち”。
謝りたいけれど、償いたいけれど、
出来ない。
せめて、手話だけは、いつか会えるかもと、
ずっと学び続けていたという、隠れた設定が垣間見えました。

ずっと怯える将也。
二転三転する、物語。
にこにこ笑っている顔の裏に、抱える西宮さんの心の傷。

正直、
ハッピーエンドと、
はっきりとは言えない物語ですが、
私はそこから、沢山学んだような感じがしています。

実は、小学生の頃から、
(耳が聴こえないって、どんな感じなんだろう?)
と、自分の中で、消化出来ない疑問があったのです。
何故、そんなに執着するのか、と思う程に、
気になっていた疑問。

なので、
どうしてもこの映画を観たかったのです。

近くの映画館ではやっていなくて、
遠くの映画館まで、観に行ったのですが、
行って正解でした。

…観て良かった…。
泣きに泣きました。

ただ、ちょっと残念な事が。

映画が終わって、トイレへ行ったら、
この映画の悪口を言っている、
学生さんがいらっしゃったのです。

「あそこで女の子が死ぬと思ったのに。
残念!」
…と。

折角、良い映画を観て、
涙した私にとっては、あんまりな発言を
耳にしてしまいました。

…あのさ。
映画って確かに、人それぞれ、
面白い・面白くないはあるけれどさ。
それは、映画館から出て話してよ。

笑いながら、馬鹿にしたような口調で話していた
その子達に、幻滅しました。

…まあ…いーや!
私にとっては、凄く良い映画だった。
それで満足ですから。
posted by にょんにょん at 00:00| Comment(0) | 映画 | 更新情報をチェックする
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